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2007年9月16日 (日)

ソニー Cell生産から撤退 ソニーの損得勘定は如何に?

Cellの設備を売却し、東芝と共同会社で運営するというが、それだけでCellのシュリンクの恩恵を受けられるとは思えない。
東芝は、ソニーのために、ドンドンCellを安くするほどお人よしではないだろう。

詳しくは分からないが、二つの可能性が考えられる。

1.設備投資が製造委託より大きいと判断。
 つまり、単に90nmの生産設備を売却しただけで、Cellを作る権利はあるから、65nm、45nmはIBM等に製造委託した方が有利ということ。
 何のことはない。古くなる生産設備を売っただけ。プロセスルールの微細化の設備投資は指数関数的に大きくなるので、自分でやるより、どっかにやってもらい買った方がコストパフォーマンスがよいと判断した。
 PS3が爆発的に売れれば、設備投資も考えるだろうが、現状からすれば難しい。なれば、IBM等で65nmのCellが製造できるようになったら東芝から買わない。

 実際、65nはともかく45n以降はやらない、というベンダーは多い。悪くない判断だが、さびしい限りだ。
 この場合、価格低下の可能性は残されているが、ビジネスモデルを再検討しないといけない。

2.短期的な業績のため
 もうこれは最悪。製造業は、短期の業績だけにとらわれてはいけない。浮き草家業のファンドとは違うのだ。 
最近、SCEの幹部が多くのインタビューで、5年、10年のスパンで考えることが大事と訴えているのに、言うこととやることが反対なのが、とても気になった。
ソニー本社への訴えなのかもしれない。 

 こうなると、マイクロソフトの失敗パターンになる可能性が高い。東芝との共同会社というのが、せめてもの救いか? 
 ただ、最近、PS3のビジネスモデルに変化が見られる。再検討をしている可能性がある。

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