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2011年1月11日 (火)

さよならAlpha AMDのCEO、Dirk Mayer氏の辞任

Alphaの時代が終わったように感じるが、辞任の背景を考えてみよう。

1.CPUでIntelに勝てない
Intelに、シングルスレッドの処理速度で勝つのではなく、マルチスレッドのスループットで勝つことが理解されなかったのかも知れない。
確かに、サーバ向けCPUの生産ボリュームでは、4プロセッサ構成を進めても、AMDはやっていけない。
コンシューマの生産ボリュームが必要だが、シングルスレッドで負けては達成できないと判断したのだろう。

2.存在感の高まるATIチーム
今後のAMDのイノベーションはCPUではなく、GPUで起こる。
Cellのイノベーションが、スカラプロセッサのP.P.E(PowerPC Proseccer Element)ではなく、ベクタプロセッサのS.P.E(Synergistic Processor Element)であることと同じだ。
※AMDにおける、GPUのイノベーションは、Intel対抗上、きわめて重要だ。これは次回。

3.GlobalFoundariesの分社によるイノベーションの低下
私は、GlobalFoundariesを分社したことは、技術的には失敗だと思っている。
分社後、CPUのクロック向上度合い等、進歩のペースが落ちた。
やはり、設計と製造の両輪が無いと、半導体の進歩は難しい。

4.TSMCを使い続けた失敗
GlobalFoundariesに移行しなかったため、6xxxシリーズでは性能面でのアドバンテージがなくなってしまった。
プロセスルールなど製造の進歩がついてこないと、限界がある。
ダイサイズが大きくなって、財務を圧迫しても、45nmSOIに移行すべきだった。

なんとなく、スカラプロセッサの限界が、Dirk Mayer氏の限界のような気がする。

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コメント

GlobalFoundriesのロードマップには、SuperHighPerformanceのプロセスとして、CPUとGPUがあります。
また、AMDは、NexGenを買収して一年で、自社のFabにのせた実績があります。
他社が設計、製造したCPUができて、自社で設計したものが載せられないわけが無い。

突込みどころが多すぎるが、特に

>ダイサイズが大きくなって、財務を圧迫しても、45nmSOIに移行すべきだった。

3GHzを超えるクロックの高性能半導体向けのGFの45nmSOIでGPUを製造する?
無知も丸出しですな
コストに見合うリターンもないし、なにより新たなプロセス向けに再設計する時間がない(まさかTSMC40nmで使われてる設計をポンと流用できるとでもお思いで?)

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